当サイトでも何度か取り上げておりますが、判明しているだけで13匹の猫を虐待死させ、なおかつその様子を動画サイトに投稿した元税理士大矢誠被告(52)の裁判が12月12日に結審しました。
判決内容は懲役1年10月。最長2年である満期で無いことや、さらに執行猶予が4年ついたことに驚きの声や不満の声が多数あがりました。
第1回公判の様子はこちら
第2回公判の様子はこちら
その後控訴期限の12月26日が過ぎたことから、大矢誠被告の刑は確定しました。これにより大矢誠被告は通常の生活に戻ったのですが、この事件は大矢誠被告への厳罰化を求めて過去最大級の22万人以上の署名運動があった注目の事件だけあって、控訴期限終了後も大矢被告に対して様々な動きが出ています。
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大矢誠被告の現在は?控訴期限後の動き
12月26日(控訴期限終了日)以降の流れ
①SNSやインターネットを通じて大矢誠被告に対しての私刑ともとれる、個人情報の流出や過激な発言が目立ってきた。
今までにもある程度の個人情報の流出はあったのですが、「公判が終わるまでは結審に影響があるから」という理由で、過激な行動を自粛していた動物愛好家や大矢被告に対する拒絶反応を持った人たちの行動が抑制できなくなったことが要因と思われます。そのような行動をすると、公判で「一定の社会的制裁を受けた」と情状酌量の要因になってしまうため今までは自粛されていたものが、判決への不満や大矢被告の再犯防止のために活発になりました。
すでに、住所や家族情報(妻の名前、子供の小学校など)はインターネットで拡散されており、居場所や行動は無数の目で監視されているといえます。
ネット上では
⇒多数の猫を拷問し虐殺した大矢誠は懲役1年10か月 執行猶予4年の判決で世に放たれています。絶対人間に危害を加えないという保証はありません。近隣にお住まいの方や見かけた方は用心して下さい
⇒あなたが猫の虐殺動画を流したように、あなたの名前を全世界に流すから。広げるから。猫アカ以外でも流している。反応は凄いよ。 あなたがどこに行っても「何の罪も無い猫をガスバーナーや熱湯で虐殺した人間」だと伝えるから。あなたの葬式であっても伝えるから。
⇒○○町まで来たぞ。 マンションの明りついてんじやねぇか。 いるんだろ!大矢誠 約束だろ。 出てこいよ!(○○は実際は住所が書かれています)
などと非難や個人情報の流出が目立ってきています。
私見ですが、このような事になるのはある程度予見できたことなので、よっぽど執行猶予無しの実刑だった方が色々な意味で大矢被告のためにも良かったのではないかと考えます。彼はこれから生き地獄を味わうことになるでしょう。
②大矢被告の再犯防止や黒ムツ達へ新たな抑止力を求める運動が活発化。アニマルポリス設立へ
活発になるインターネット上の監視網とは別に、女優浅田美代子さんを中心に新たな署名運動が開始されています。
「動物の愛護および管理に関する法改正」「アニマルポリス設立」の署名運動です。
動物虐待の罰則強化 犬猫繁殖業の免許化 アニマルポリス創設などが主な内容となっております。
公判では中心的な存在となった杉本彩さんも賛同しています。
アニマルポリスとはアメリカやイギリスなどではすでに存在し、動物虐待や飼育放棄を取り締まり、場合によっては逮捕できる警察と同様の捜査権、逮捕権をもった捜査部隊です。ニューヨーク市ではこの捜査部隊がペットを虐待、飼育放棄している飼い主を捜査し、場合によっては逮捕してペットを保護する活動を行なっています。捜査員は銃や手錠の携帯を許されていて日夜動物虐待に目を光らせています。
日本でも黒ムツといわれる動物虐待愛好者や犯罪予備軍の存在が知られており、今回の大矢被告の判決を受けて、早急い手を打つ必要があると判断されたことから今回の署名運動につながったようです。
今回の署名活動の要望は
1. 法の厳罰化
(1)動物を殺傷した場合:2年以下の懲役又は200万円以下の罰金⇒ 5年以下の懲役又は500万円以下の罰金にひき上げ
(2)動物を遺棄・虐待した場合:100万円以下の罰金⇒ 3年以下の懲役又は300万円以下の罰金にひき上げ
2. 警察と連携した動物虐待事案を専門に取り扱う機関アニマルポリスの設置
になります。
署名はインターネットでの署名、紙ベースでの署名どちらも可能となっています。
第1回目となる提出期限は2018年2月10日になりますので、このサイトを見て署名活動に興味を持った方は下記サイトをご覧になってください。
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