追加情報あり
11月28日 猫虐待税理士の公判結果速報
当サイトでも以前紹介し、ニュース等で既報なのでご存知の方も多いと思いますが、今年2017年8月にさいたま市の税理士大矢誠被告(52 男)。
自宅近所の野良猫を大量に虐待死させ、その様子を動画で撮影しインターネット上に公開し逮捕されました。
その残虐な行為と、その行為を動画サイトなどでインターネット上で公開したこと、また彼を支持する「黒ムツ」と呼ばれる
動物虐待愛好者の存在が明らかになったことで、愛猫家を中心に大矢被告への厳罰化を求める声が大きくなりました。
愛猫家を中心に立ち上がった署名活動は世間の注目を集め、最終的に22万人もの署名が集まりました。
また、SNSを通じて大矢被告の行為や、その後の反省のない言動が拡散されたこともあり、各メディアでの取り上げられ、非常に注目の高い公判となりました。
これは、世間の大矢被告へ憎悪が強く危害が懸念されている証拠でもあります。
まだ御存知ではない方もいらっしゃると思われるので、当サイトではこの公判の結果やなぜここまで注目度が高い公判なのかをおさらいしてみたいと思います。
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大矢誠被告にはなぜこんなに厳罰化が必要なのか?まとめ
・まず大矢被告の犯した犯罪行為がとても残虐だったこと
追起訴を含めて、現在認められているだけでも13匹の野良猫の虐待死が確認されています。特筆すべきはその残忍さ。熱湯をかけたりガスバーナーで火あぶりしたりと、とても正気の人間の行為とは思えません。
・インターネットで公開し動物虐待愛好者の存在が明るみにでた
大矢被告は上記の行為を撮影し動画サイトで「作品」として公開していました。
信じ難いことですが、ネット上にはそんな彼の行為を一定数の動物虐待愛好者が支持しており、「黒ムツ」と呼ばれる彼らの間で大矢被告はカリスマ的存在になっていました。
・反省の色が全くなく再犯の恐れがある
大矢被告は当初から野良猫は害獣であると発言し、偏った自己弁護を続け反省の色はありませんでした。明らかになっていないものも含め、彼の近隣では飼い猫の行方不明などもあり、大矢被告との関係も疑われています。
このような状況で彼を起訴しても、現在の法律では動物愛護法により、基本的には2年以下の懲役または200万円以下の罰金刑が予想されますが、略式で起訴されず執行猶予がつく可能性が高く、彼が腹いせにまた虐待行為を行うことが容易に想像されます。
・厳罰化することで再犯させないようにする。他の動物虐待愛好家への抑止力にする
これが今回の一連の署名運動の一番の目的です。
事件を風化させないようにすること、第2の大矢誠が出現しないように厳罰化で抑止力をもつことが今回のねらいの大きな目的です。
大矢誠被告の初公判 速報
11月28日13:55現在
本日11月28日13時30分からの大矢誠被告の初公判には、300人以上の傍聴希望者があらわれ抽選になったようです。
傍聴席は30席程度とみられ、今現在の様子はわかりませんが当サイトでは結果が分かり次第すぐにご報告したいと思います。
会場には抽選にもれた人も含め、猫のプラカードを持った人たちが詰め寄り、裁判の結果を待っています。
中には有名な漫画家の人も訪れたようなので、うまく抽選に当たっていればその方からイラストによる様子などがわかるかもしれません。
当サイトでは結果が分かり次第速報いたします。
追記
傍聴人には署名運動の発起人と女優の杉本彩さんがいるみたいです。
裁判官は細谷泰暢氏のようです。プロ野球巨人の選手による野球賭博事件の担当をされた方ですね。
15:00
公判終了したようです。
大矢誠被告は傍聴できなかった人が多数待つ東京裁判所西門ではなく、他の門からすでに出て行った様子。
検察官の求刑:懲役1年10カ月
弁護人:執行猶予が妥当
結審しませんでした!
次回公判日は12月12日のようです
猫虐待税理士 大矢誠初公判後の追加情報
上述の通り11月28日に行われた大矢誠被告の初公判は結審しませんでしたが、公判後は大きな反響があったようです。
・当日傍聴にも参加した杉本彩さんが公式ブログで当日の様子を記事UPしました。
公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの理事でもある杉本彩さんの怒りの声が掲載されています。
・11/29付「しんぶん赤旗」に大矢誠の初公判にも駆け付けた漫画家ますむらひろしさんからのインタビュー記事が掲載されました。
当日傍聴に参加できた人や、前述の杉本彩さんの記事から大矢誠被告と弁護側の様子がわかりました
それによりますと、大矢被告は虐待死させたことについては
・罪状をすべて認めている。
・猫の尊い命を奪ったこと、そしてこの動画により不特定多数の人の心を痛めたことに対し深く反省している、と終始通り一遍の反省の弁を述べた。
・弁護士は「現行法では動愛法より器物損壊罪の方が罪状は重いため考慮して欲しい」と求めた。
大矢誠被告は質問に対しては淡々とした様子で淀みなく答えていたようです。
しかし、今後の再犯性の争点にもなりそうな質問(猫を虐待しているとき快楽を感じていたのか?という旨の質問)には、当時はそうだったかも知れないが今はそうだったかわからないといった旨のあいまいな回答をしたようで、情状酌量を得るために想定内の質問はかなり練習してきたようだが、基本的には反省していないと感じたと、傍聴に参加した人たちからは感想が出ている。
懲役の満期2年からの減刑でもある1年10カ月の求刑に対して、愛猫家や署名参加した22万人からは落胆の声が出ている模様。
12月12日はおりしも「りんご猫の日」という、保護団体が猫エイズの予防や偏見をなくす啓蒙活動のために定めた記念日。
世の中には動物愛護をする人がいる半面、今回のような大矢誠被告や猫虐待愛好者がいることも事実。第2回公判での結果がどのような結果になったとしても、今後同じような残酷な事件が起きないような抑止力になることを願いたい。
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