猫の首輪姿。
見た目も可愛いですが、他の猫との区別や家猫と野良猫の区別のために、飼い猫には首輪をすることが多いですね。
今回は猫の首輪の素材別の注意点について調べてみましたのでご紹介します。
猫の首輪で気をつけること
まずは猫の首輪全般の注意点です。
①鈴の音は嫌い?
猫の首輪というとドラえもんの影響か鈴付きのイメージがありますが、実は鈴の音は猫にとってはストレスになっている可能性が高いです。鈴の音がすれば飼い主さんからは居場所がわかりやすいのですが、デリケートな猫ちゃんからしてみると動くたびに鳴るのはイヤなのかも。
②サイズが合わず事故の元
猫の首輪のジャストサイズは首輪をつけて、指が1、2本通るくらいの締め感です。
これよりきついと猫が苦しいし、あまり緩いと首輪が木の枝やフェンスなどに誤って引っかかってしまう危険があります。
首輪には事故防止で外れやすくなるものもありますが、危険防止のためジャストフィットするようにしましょう。
③定期的に変えないと皮膚炎に?
毎日つけている首輪には雑菌も。定期的に交換したり洗ってあげるのが良いでしょう。
また、ずっと首輪をつけているとムレたり毛が薄くなることも。猫ちゃんが足で掻いたり痒がっている素振りを見せたら外してあげましょう。
猫の首輪 柔らかい素材が良い?
次に首輪の素材ですが、柔らかい順にリボン、布、パラコード、革などがあります。
それぞれのメリットとデメリットは下記の通り。
①リボン
メリットは簡単に製作できること。仔猫などの小さいサイズに対応できる。首輪慣れしていない猫に初めてつけるのにも最適。デメリットはほつれやすい、外れやすいこと。素材はナイロンやサテンリボンならポリエステル。化学繊維アレルギーの猫ちゃんには要注意。
②布
メリットはこちらも製作が容易なこと。市販のものだとデザインも豊富。軽くて猫ちゃんの負担少ない。吸水性有り。アレルギーがほとんど無いこと。デメリットは耐久性、色あせなど。伸縮性があるので適正にフィットさせていないと抜けてしまうことも。
③パラコード
よく見かける編みタイプの首輪の素材。パラシュート用のロープなどの高荷重用ロープに用いられる。メリットは非常に丈夫で耐久性があること。編み方次第でデザインも豊富。デメリットは布などに比べて重い。硬いので馴染むまで注意。ナイロン製などで化学繊維アレルギーの猫ちゃんには要注意。
④革
牛革が大半。メリットは軽くて耐久性もあること。レザークラフトなどで作成も可能。高級感。デメリットは防腐処理していないとカビの原因にも。革アレルギーの猫ちゃんには注意。
猫に首輪は必要か?
近年は、首輪をしない猫も増えてきているようです。
猫の飼い方として、事故や怪我の防止の観点から完全室内飼いが推奨されていることなどの影響のようです。外出することがないから首輪もつけないというのが理由のようです。
しかし、首輪をしていないと不安なのが、万が一逃走してしまった時のリスク。
首輪に猫の名前や連絡先が書いてあるか、迷子札がついてあれば、発見して家に帰ってこれる可能性が高まります。
最近はマイクロチップを入れる子が増えてきたのですが見た目ではわかりませんよね。
もしも逃走した猫が保護されて動物病院や保護センターに行けば、マイクロチップから飼い主の情報にたどり着けるでしょうが、ある程度猫の知識が無い人に保護されなければ、なかなかマイクロチップには気づかないでしょう。
首輪をつけるのが可能でしたらやはりつけてあげた方が良いと思います。そして必ず迷子札や連絡先を入れましょう。
市販のものだと名入れや迷子札がオプションでつくものもあります。