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珍しい猫の鼻のガン 我が家の闘病日記 続編

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前回の記事で、我が家の三女猫の鼻のガンについて書かせていただきました。

猫の抗がん剤治療とは?我が家の闘病日記

このガンは猫では珍しいパターンのようで、口腔やリンパからの転移ではなく、鼻腔内に局所的にガンができてしまいました。

放っておくと最終的には脳や他の臓器にも転移してしまいます。

我が家がお世話になっている主治医の先生は腫瘍専門医でもあるのですが、先生をもってしても犬ではあるが猫では珍しい症例とのことでした。

インターネットで同様の症例を探したのですが見つけられなかったので、不幸にも私と同じような境遇になってしまった他の飼い主さんの参考になれば幸いかと思い書き残している次第です。

ちなみにこの記事を書いている段階で闘病生活は現在進行形です。

最初のガン発見から2年経ちますが、三女猫は通院しながらもすこぶる元気です。抗がん剤の副作用も全くというほど感じられず、患部の鼻の膨らみ以外は以前と全く変わりません。

前置きが長くなってしまったのですが、前回の再再発からの続きです。

猫の鼻のガン 再再発と放射線治療

前回の通院時にもらったステロイド剤の錠剤はエサに混ぜてあげましたが、三女猫はきづかず飲んでくれていました。

こころなしか鼻の膨らみがへこんだ気もするし、全く変わっていない気もします。

10日後に運命の通院日がきました。

先生が三女猫を見た時に、表情が曇っているのがわかりました。

私の希望的観測で、術後の化膿や腫れだと信じて10日を過ごしましたが、先生の診断は限りなく再再発の可能性が高いとことでした。ただの化膿ならなにかしらのステロイド剤の効果が見られるはずですが、腫れは前回より広がっているとの見解です。

目の前が真っ暗になりました。

ガン治療というのは完全に根治することが難しいので、外科手術でなるべくガン患部を取り除き抗がん剤で抑制をするものと理解していました。今回は抗がん剤治療に移行するよりもものすごいスピードでガンが増殖しているということです。

今まで定期的な通院だけで、ガンのことなどほとんど忘れて生活できていたのに、急に現実を突きつけられた気がします。

長女猫を肺ガンで亡くした時に、最初に先生に診てもらった時はまだまだ元気でした。しかしその時に先生に、もって3ヶ月と寿命宣言をされ実際にその通りになったことが頭がよぎります。

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先生の見立ては再再発でほぼ間違い無いと思うが、確認のためCTと針検で鼻の膨らみの細胞を検査することになりました。

そして結果は恐れていたとおり再再発でした。

猫の鼻のガン 再再発 治療方法はあるのか?

再再発とわかればもう頭を切り替えていくしかありません。

三女猫のために何ができるのか?落ち込んでいる暇はありません。この間にもどんどんガンは増殖しているのですから。

先生曰く、まだまだできることはあるからあきらめずに頑張りましょうと励ましてくれました。

今後の治療方法について2通りの提案がされました。

まず切除したばかりなことや、もう一度切開しても周囲の皮膚が足りず塞げないことから、外科手術は見送りになります。

その上での治療方法として、1つ目は抗がん剤治療の強度を上げること。現在よりも投与量を増やしたり違う抗がん剤を投与していきます。

2つ目は放射線治療。こちらは最初のガン発見時も選択肢にはありましたが、設備が大学病院にしか無いことや、短期間に複数回の通院が困難なこと(10日で4〜5回)、その都度の全身麻酔などから躊躇していました。治療費も高額(40万くらいの見積もり)なこともあり、ファーストチョイスからは外した経緯があります。

治療費も悩みのタネですが三女猫のためなら納得できます。しかし、我が家は共働きのため通院がネックでした。できれば抗がん剤だけでなくなんとか放射線治療を受けさせたい。

放射線治療に関しては、設備が整っているのは大学病院だけになります。主治医の先生から大学病院の先生に紹介状を書いてもらう流れになります。

前述しましたが、我が家がお世話になっている先生は腫瘍専門医でもあり、大学病院の勤務経験もあるので放射線治療にも詳しいです。

先生になんとか放射線治療を受ける方法がないか相談したところ、治療方法はあくまで最終的には大学病院の先生の判断になってしまうが、通院しなくても放射線治療ができる方法があるとのことでした。

その方法とは、外科手術をして鼻内のガン細胞を切除し皮膚を縫合する前に放射線を当ててしまうという方法だそうです。これなら皮膚に放射線を当てないので放射線量を増やして1回だけ放射線を当てるだけでよいとのことでした。

藁にもすがる思いで先生にその方法でお願いしました。近隣で通院できる範囲の大学病院は2箇所だったのですが、先生はどちらにも紹介が可能だったので、とにかく早く受診できるほうでお願いしました。あとでわかって杞憂だったのですが、GW前で大型連休の影響などで受診が遅れてしまう不安にもかられていました。

実際は連休中も診察してくれていました。医療関係者の方には本当に頭が下がります。

猫の鼻のガン再再発 放射線治療できない?

それから3日後には、先生から大学病院の受け入れ先が決まったと連絡がありました。レントゲンやCTのデータや紹介状を受け取りに行き、手術当日の注意事項なども教わりました。

今回紹介された大学病院は、先生がかつて勤務経験があるところなので、大学病院側の事情にも詳しいようで安心しました。

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そして手術当日。前日の夜から絶食にしていたため、勘の良い三女猫は何かうすうす嫌な予感がしているようでした。

車で1時間ほどの場所でしたが、初めての大学病院なので早めに出発します。渋滞でも20分前には着きました。

病院は大学の構内にありました。受付は広く猫よりも犬のほうが多い印象です。診察室も7部屋くらいあり先生の人数も多く、また学生さんなのか研修医の方もたくさんいました。

先に三女猫だけ呼ばれレントゲン検査と血液検査をしました。その後診察室に呼ばれて入ると先生と研修医が2人いました。

先生はとても優しい感じの方で大学病院なのでもっと怖いイメージがあったのでホッとします。しかし安心したのも束の間で、次に先生から言われたのは残念な言葉でした。

外科手術はできません。

今回は外科手術をして縫合前の開放状態で1回だけの放射線治療をする気でいたので頭が真っ白になります。一気に希望がしぼんでいきます。

理由は切開しても周囲の皮膚がなく塞げないこと、前回の切除後のガン細胞の増殖からみて外科手術が有効でないかもとのことです。

同席した妻は泣き崩れ、私も頭が混乱しています。

何とか放射線治療できませんか?

と食い下がる私に対して先生から意外な提案がありました。

通院がネックでしたら入院してみたらいかがでしょう。

え?そんなことできるんですか?

通常1週間から10日程の間に数日通院して放射線治療をするのですが、入院して計4回、放射線量を調整しているので1日2回当てれば3日の入院で大丈夫だというのです。

整理すると、外科手術はできないのでしないが、皮膚の上からの放射線治療でガン細胞を叩く。通院で何回かに分けて放射するところを3日間の入院で集中的に放射線治療するとことです。

急に希望が見えてきました。

本日から入院可能ということだったので早速お願いすることにしました。

放射線治療は全身麻酔が必要なので、万が一のことも含めて承諾書をサインします。

この場合の万が一とは、麻酔から醒めないことや麻酔の影響のリスク、放射線を当てることによる白内障などのリスクになります。

三女猫は保護猫で人見知りが激しいので、今まで1泊の入院でもかなり神経質になっていました。入院中は出された食事も口にしない、一言も発しないような警戒心のとても強い子です。

放射線治療そのものよりも、3日間も入院して大丈夫か?という心配をしながら後ろ髪を引かれる思いで三女猫を託して帰宅しました。

集中的放射線治療 無事に退院し新たな抗がん剤治療へ

入院した当日の夕方、第1回目の放射が無事に終わったと連絡がありました。事前に連絡をすれば面会も可能とのことです。

しかしながら私も妻も仕事があり、面会時間中には間に合わないのでとにかく3日間は祈る想いでお任せするしかありませんでした。

そして退院日。

予定通り3日間の入院を終えた三女猫の見た目は変わっていませんでした。

放射線を浴びると一気に患部の腫れがひくものかと思いこんでいたのですが、実際は細胞分裂の周期に合わせて少しづつ抑制されるとのことで、2週間後くらいからどんどん腫れが引いていくということでした。

三女猫の様子はすこぶる元気でした。

心配していた食事も、看護師さんが初日の全身麻酔の醒めの様子を見に行ったら、もうバクバク食べていたそうです。よかったよかった。

今後の治療方針は動物病院の主治医の先生と相談しながらになりますが、大学病院のほうにも定期的に経過観察で連れて行くことになります。

現在、術後1ヶ月経ちました。

術後2週間目からは抗がん剤治療を再開しています。前回までは3週間おきに通院して点滴による抗がん剤投与でした。

今回は新しい抗がん剤に変更して、錠剤による投薬になりました。こちらの薬は日本では犬用がメインで猫用の実績はまだ症例が少ないのですが、海外では猫にも実績があることや副作用が少ないのが特徴だそうです。

三女猫は薬をご飯に混ぜても食べてくれるので、今のところはとても助かっています。

鼻の腫れは今もまだあります。全体的な腫れもあるのですが血豆のような小豆大のぷっくりした腫れがあります。

大学病院の術後検診時に術後直後の画像を見せてもらったところ、だいぶ腫れは引いてきているようです。半分くらいになった感じでした。

三女猫の今後の経過についてはまた定期的に報告させていただきます。

長文失礼いたしました。

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