密漁というと禁止された地域や期間に、川や海で漁をする行為です。そして、それを取り締まる司法警察員である漁業監督官や漁業監督吏員を通称密漁Gメンといいます。
日本に限らず海外にもこの密漁Gメンは存在するのですが、なんとロシアには猫の密漁Gメンがいたのです。
さすが魚好きの猫ですね!
今回は世にも珍しいこの密漁Gニャンをご紹介したいと思います。
密漁Gニャンの名前はルーシック
この珍しい猫の名前はオス猫のルーシック。
元々は捨て猫だったのですが、カスピ海沿岸のスタブロポリの検問所で世話をされるようになります。
検問所の職員が押収した密漁したカスなどの魚を食事として与えていたところ、やがてルーシックは車両内に隠された魚を次々と見つけるようになります。
やがてルーシックは高価なキャビアの親であるチョウザメの密漁発見に成果を上げるようになります。
カスピ海産のキャビアといえば非常に価値があり、乱獲が絶えなかったために2006年にはワシントン条約では 取引が禁止になりました。
ルーシックの活躍は地元ロシアのメディアなどでも取り上げられるようになります。
突然の殉職 ルーシックよ永遠に
そんな大活躍のルーシックでしたが、ある日突然その悲しい時は来ました。
彼がいつものように密輸をしている車に近づいたところ、犯人が車を急発進させてルーシックを轢いてしまったのです。
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ルーシックの功績を讃えた地元ロシアの人々は大変悲しみました。
猫による魚探知は非常に優秀だったそうで、その後ルーシックの跡を継ぎ、ネコによる検査は続けられたそうです。
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